Feature
当院の特徴

FEATURE 当院の特徴

脊椎脊髄外科専門医による
脊椎疾患診療

脊椎疾患の代表的な症状の腰痛と肩こり(頚肩部痛)は、日本人の自覚症状(有訴率)のトップ2であり、まさに国民病といえる症状です。その一方、せっかく病院にかかっても「画像検査では大丈夫だから様子を見てください」とか、「まだ手術するほどではないので、また痛みが強くなったら受診してください」と言われた経験はないでしょうか。
せっかく何か良い方法がないかと思い受診されたのに、このようになってしまうと困ってしまいますよね。

こうなる原因の一つは、脊椎疾患は必ずしも画像検査の結果から予想される症状と実際の症状が一致しないことにあります。
例えば、腰痛で受診されMRIを撮影すると全く何の異常も指摘されないこともあります。
その逆に、椎間板の膨らみや神経の圧迫像があちらこちらで判明し、どれが責任病巣なのか判断しかねることもあります。
一般医にとって、腰痛の85%はその原因を画像検査や診察所見からは判断できないと言う報告もあります。

一方で、脊椎脊髄病の専門医が各種診察所見やブロックの結果を交えて診断すると、原因のわからない腰痛は22%に過ぎないと報告されております。
画像だけに頼らず、いろいろな脊椎疾患特有の診察を実際に患者様に触れて行い、お話を聞き、症状の発生源を絞り込んでいくことが重要で、脊椎脊髄外科の患者様をたくさん診察した経験が画像検査よりも大きな武器となります。

院長は長年脊椎疾患を専門に治療に携わってきており、脊椎脊髄外科専門医も取得し、脊椎疾患の診察と診断に精通しております。
日本整形外科学会や日本脊椎脊髄病学会が策定した診療ガイドラインの作成にもかかわってきました。

しっかりと診察したうえで投薬治療・ブロック治療・リハビリテーションなど、患者様ひとりひとりとお話をした上で治療を考えていきます。また、症状が改善した後も、再度症状がでないような生活指導や、リハビリテーションを通した体づくり(予防)にも力を入れております。

一方、診察の上、高度の検査や手術などの入院治療が必要と判断した場合は連携している地域の基幹病院・専門医療機関を適切にご紹介させていただきます。

脊椎脊髄外科専門医による
脊椎周囲の各種ブロック治療

なるべく手術をしたくないと希望される患者様や、痛みなどの症状が比較的強い患者様で一般的な投薬治療やリハビリテーションでの効果が思ったように得られない場合もございます。
また、とても痛くて来院された場合、即効性のある痛みの治療が必要になることもあります。こういったときに重要な治療法となるのがブロック治療やハイドロリリース(注射で直接病巣に薬液を注入して神経伝達を遮断、神経周囲の癒着を剥離する)です。
直接疼痛源に働きかけるので、痛みの治療に即効的に奏功することがあります。

ここで問題となるのは、

  • 脊椎周囲は重要な組織(内臓や血管)が多い
  • 神経がターゲットになる

ということです。
そのため、安全に注射するには脊椎周囲の解剖に精通している必要があります。
また、例えば腰痛や肩こりでターゲットになる組織は

  • 頚椎・腰椎の脊髄神経根
  • 馬尾神経
  • 椎間板やその周囲の神経
    (脊髄神経硬膜枝、洞脊椎神経)
  • 椎間関節やその周囲の神経
    (脊髄神経後枝内側枝/外側枝)
  • 腕神経叢
  • 肩甲背神経や肩甲上神経

など、多岐にわたります。
たくさんの原因となりうる組織から、患者様の診察を通して本当の原因を絞り込む作業には、脊椎脊髄外科の診察に精通していることが重要です。

当院では、これらの部位へのブロックやハイドロリリースを、脊椎脊髄外科専門医として脊椎周囲の解剖と診察に熟知した院長が、エコーやX線透視を用いて安全に行います。
ブロックやハイドロリリースの注射は痛くないか、心配になりますよね。当院では細い針(通常の採血の針の約6割の太さ)を用い、リラックスした環境でできるように配慮しております。


エコーやX線透視を用いた
ピンポイント治療

エコー(超音波画像診断装置)と聞くと、心臓や腹部骨盤の内臓の検査を思い浮かべられるかもしれません。
近年のエコー器械の技術革新で、整形外科領域の筋肉・靭帯・末梢神経にもエコーが大変有用になってきました。
その利点は

  • 放射線被ばくがない
  • プローブを当てるだけで内部を観察できるので、患者様の負担が少なく簡便
  • 静止状態での検査であるCTやMRIと違い、動かしながら観察できる
  • 軟部組織の解像度が非常によくなり、MRIやCTに匹敵する情報が得られる

ことがあげられます。
この特徴を生かし、エコーを用いて痛みやしびれの原因部位を同定し、これまで以上にターゲットを絞った効果的な治療ができるようになってきました。

例えば、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症の患者さんへの頚椎神経根ブロックは、これまでX線透視下でおこなっていましたが、神経のすぐそばにX線透視では見えない動脈が走行しているため危険を伴う手技でした。
エコーを用いることで、特殊な機械を用いることなく周囲組織を確認しながら安全確実に神経周囲にブロックの薬液を注入することが可能になりました。
上肢の骨折の整復の際にも腕神経叢ブロックをエコー下に安全に行うことができ、痛みの少ない骨折の初期治療が可能となりました。

また、膝関節の痛みでは、「膝が痛い=関節内へのヒアルロン酸などの注射」と、関節注射を漫然と行われていたことも多かったのですが、エコーを用いて周囲組織を観察しながら疼痛発生部位を探っていると、関節の外側にある膝周囲の筋腱付着部や末梢神経からの痛みが疑われる場合が少なくなく、そう言った場所をエコーで確認しながらターゲットを絞ったブロック注射を行うと、より治療効果が上がる場合をよく経験します。
肩こりや腰痛の治療においても同様で、大変有用です。

当院では最新型の整形外科診療に特化した、移動可能な超音波画像診断装置を導入し、患者様の負担をなるべく減らしながら、どの診察室、処置室でも最大限の効果を得られる治療を行えるようにしております。
また、エコーでは判断が難しい部位でもX線透視を用いて同様にピンポイント治療を行っております。

ガイドライン推奨の
骨密度測定方法による
骨粗しょう症治療

骨粗しょう症の診断に必要な骨密度の計測は、2重エネルギーX線吸収測定法(DXA法)を用いて、腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましいとWHO(世界保健機構)や日本の骨粗しょう症治療ガイドラインで推奨されています。

当院では痛みを伴わずベッド上に横になっていただくだけで腰椎と大腿骨近位部のDXA法による骨密度計測が可能な計測装置を導入しており、来院当日に検査可能です。

診断に裏付けられた
リハビリテーション

当院ではリハビリテーションにもポケットエコーを導入し、診察で異常のあった部位に効果的に治療ができるように確かめながら理学療法を行います。患者様にもリハビリ担当スタッフにもフィードバックを行いながら、納得のいくリハビリテーションを行っていただきます。

他院での手術後や、高度医療機関での急性期治療を終えられた後の継続したリハビリテーションも行っておりますので、お気軽にご相談ください。